今年も『世界報道写真展2015』に行ってきた!

日想

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毎年行っている「世界報道写真展」。今年も行ってきました!例年は恵比寿の東京都写真美術館が会場ですが、今年は池袋の東京芸術劇場。ちょっと雰囲気が違います。印象的な写真を紹介しつつ、今年の感想を書いてみました。

今年の世界報道写真展は?

昨年の記事一昨年の記事でも紹介しております世界報道写真展。今年も行ってきました。

世界報道写真展2015

毎年見てると、1年間の変化が色々わかって、勉強にもなります。報道写真が切り取る世界情勢。日本では、なかなか知り得ないことも多いですね。

東京芸術劇場の感想は・・・!?

世界報道写真展は、毎年同じ会場で開催されます。今年の会場は以下の通り。去年と比較すると、山口の開催がなくなりましたね。一番大きいのは、東京の会場が、東京都写真美術館から東京芸術劇場になったことでしょうね。

東京都写真美術館は、現在リニューアル中です。東京都写真美術館の公式サイトによると、リニューアルオープンは2016年秋、とのこと。ということは、来年の会場も今年と同様、東京芸術劇場になりそうですね。

東京芸術劇場のギャラリーで見学した感想は・・・、正直、ちょっと違和感がありました。10年以上、東京都写真美術館で世界報道写真展を見ていたからだと思うので、多分慣れの問題だと思います。

東京都写真美術館の場合、会場が地下1階なんですよね。東京芸術劇場は、5階の開放的な空間。薄暗い閉鎖的な空間に慣れていたので、今年はちょっと落ち着かなかったです。

写真の展示スペース、並べ方も、若干違いました。今年の方が、写真の展示の仕方がわかりやすかったです。でもなー、東京都写真美術館に慣れてしまっているせいで、なんか物足りない?感じがしました。

いい悪いではなくて、多分慣れの問題だと思います、ホント。来年、また東京芸術劇場で写真を見たときは、ある程度違和感がなくなっているのかもしれません。

毎年楽しい映像がちょっと残念・・・!

世界報道写真展は、国内限定で、写真だけでなく、映像放映のスペースが設置されています。昔は、なかったような気がするんですけどね。

中東の紛争や東日本大震災の映像など、い興味深い映像が多いんですよね。メインの写真以外にも、この映像が楽しみのひとつです。

ですが、、、今年は、なんか残念な感じでした。毎年、結構心動かされる映像だったのですが、今年は何か物足りない印象でした。

同じ感想を持ってる方、いらっしゃらないですかね。

会場の問題ではないと思います。来年に期待です!

ただ、東京芸術劇場の場合、写真展から一回外にでて、映像スペースに行くので、もう一度写真展に戻るのが微妙な感じでしたね。それはちょっと不満です。

今年心動かされた写真!

世界報道写真展では、毎年、じっくり見る1枚、というのを決めて、目に焼き付けるように、記憶に残るように、気が済むまで同じ写真を見つめます。

こうすると、10年前の写真でも、思い出せるんですよね。全部を記憶に残すのは難しいですが、毎年1枚くらいなら、ずっと記憶に残るものです。

世界報道写真展の写真は、公式サイトで見れます。

WORLD PRESS PHOTO(公式サイト)

でも、写真展に行く前に、チェックするのは止めておきましょう!写真は一期一会、第一印象が大切です。できれば、写真展で出会いたいものですね。

写真展に行った後は、公式サイトを見て、じっくり写真を見るのがオススメです。写真展に載っていない写真も、公式サイトに載っていますので、ぜひチェックしてみてください!

では、印象に残った写真を紹介していきます。

影の使い方が綺麗な写真

今問題になっているドローン。ドローンを使った攻撃に対する問題提起として、ドローンで撮影した写真です。

Blue Sky Days

ドローンで攻撃対象になった中東。学校の校庭、公園など、民間人が犠牲になった場所があります。同じ場所をアメリカ国内で取った写真。

アメリカ国内で撮影することで、「こういう人が犠牲になっているんですよ」と、身近に感じてもらおう、という意図がある写真だと思います。

アメリカの日常を写したほのぼのした写真ですが、中東では、実際に、この写真が数秒後に、攻撃されているわけですね。

そんな切り口、視点が、興味深かったです。

でも、そんなことを抜きにしても、印象に残ったのが「影の使い方」です。

1枚目の写真もいいんですが、特にいいのが3枚目の写真です。

影が主役になっていますよね。ちょっと哀愁もあるようなこの写真。写真を撮影した背景も考えると、非常に心に残る写真でした。

カットが印象的な写真

次は、メッセージ性よりも、単純に写真としての印象が記憶に残る写真です。

Eritrean Wedding

イスラエルのハイファで、エルトリア人難民の結婚式を撮影した写真です。

なんだろ、この開放的な場所、人物、背景の構図、白い色合い、色々な要素が相まって、私の心に引っかかりました。

エルトリア難民がイスラエルに入国していて、そのバックグラウンドを考えると、色々な感情が巡ります。そんな感情含めて、記憶に残る写真になっています。

簡単そうに見えて、こういう写真って、絶対自分じゃ撮れないなーって思える写真ですね。

表情を切り取る写真

写真の魅力のひとつは、「人の表情を切り取ること」だと、私は思っています。

映像だと流れてしまうだけですが、写真は静止しています。映像だと見逃してしまうような表情でも、写真なら切り取ってくれます。

映像では記憶に残らなくても、印象的な表情を写す写真なら、5年、10年経っても思い出せるものです。

そんな魅力を感じさせられる写真が、今年もありました。

Istanbul Protest

イスタンブールでの抗議運動で、負傷した少女の写真です。15歳前後だったと思います。

そんな若さを感じさせない、深い表情ですよね。

撮影場所は、イスタンブールのタクシム広場。新市街の観光名所としても有名な場所です。私も行ったことがあります。

「こんな場所でこんなことが・・・」と、少し身近に感じた写真です。

その他色々

食虫植物の共存共栄の写真や、日本のマクドナルドの写真もなかなか面白い写真でした。

あと、調教に怯えすサルの写真は、表情がリアルで、辛くて悲しい気持ちになりました・・・。

来年もの楽しみな世界報道写真展

10年以上毎年通っている世界報道写真展。つまらないと感じた年は、1回もありません。

会場が変われど、写真の魅力は変わりません。やっぱり面白いです。

ゆっくり周りながら、2周以上しながら、じっくり写真を見ます。

今から、来年の世界報道写真展が楽しみです!今年見逃した方も、ぜひ来年行ってみてはいかがでしょうか?

毎年言ってますが、インパクトある写真が多いので、一人で行くのがオススメです。

今年も、真剣に写真と向き合える時間が過ごせました。また、来年も飽きもせず、世界報道写真展の記事を更新すると思いますので、よろしくお願いします!

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