『世界報道写真展2013』に行ってきた。

日想

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東京都写真美術館で開催されている『世界報道写真展2013』に行ってきました。かれこれ10年くらい毎年行っている世界報道写真展。せっかくですので、少しだけ紹介したいと思います。

世界報道写真展2013
ご興味ある方は、ぜひどうぞ。

世界報道写真展は、こんなに面白い

報道写真。たった一枚の写真で、世の中が変わることもあります。悲しみを伝えることもあれば、喜びを伝えることもありますよね。

そんな世界中の報道写真から、選りすぐりの写真を展示するのが、「世界報道写真展」です。

私はカメラや写真が好きなので、「1年に1回くらいは真剣に写真を見よう」と思って、毎年、この写真展に足を運んでいます。転勤していたときも、わざわざ東京に来て見ていました。

余談ですが、私が毎年やっている数少ないことは、中目黒の花見と初夏の世界報道写真展くらいなんですよね。

世界報道写真展とは

まず、世界報道写真展についての概要をご紹介します。

昨年撮影された報道写真のコンテスト「世界報道写真コンテスト」があります。今回の応募総数は、約10万点。その中で受賞した作品を展示しているのが、『世界報道写真展』です。

具体的な情報は、日本版の公式サイトに載っています。

開催場所と期間は以下の通りです。東京都写真美術館は、8/4までですので、お見逃しなく!

受賞作品は、公式サイトでチェック!

実際、どんな写真が受賞したのか気になった方は、本家サイトをご覧下さい。雰囲気がわかります。

※ただし、「世界報道写真展」に行こうと思っている方は、事前にサイトを見ない方が、展示を楽しめると思います。

ちなみに、世界報道写真展では展示されていない写真も、公式サイトには多数載っています。ですので、世界報道写真展に行った後でも、ぜひ公式サイトは見てみてください。

世界報道写真展に行く前に注意しておくこと

「世界報道写真展」は、基本的に一人で行きます。理由はふたつあって、ひとつは、自分のペースで写真を見たいから。

もうひとつは、『見る人を選ぶから』です。

報道写真は、メッセージ性の強い作品が多いです。(ある意味で強調して)真実を伝えようとします。

ゆえに、写真が残酷なんです。日本の報道写真はオブラートに包まれていますが、世界の報道写真は、結構ダイレクトだったりしますよね。

受賞作品一覧をご覧いただければ、その残酷さは、すぐにわかると思います。大賞作品は、ガザ地区の写真で、抱えている子供は死んでいます。

報道写真は、紛争地の写真が多いため、そういった残酷な写真が多いです。

ほかにも、今年でいえば、イランで酸をかけられた母娘の写真が展示されています。思わず目を背けたくなる写真です。

ですので、写真展を見ていても、基本的に『楽しくない』です。気分が沈んで憂鬱な気持ちになりますし、胸が苦しくなることもあります。それでも、訴えてくる写真が多いのも事実。

和気あいあい、見に行くような雰囲気の展示ではないんですよね。癒されるのは、ペンギンの写真くらいです。あれは、かわいい・・・。

昔、一度だけ二人で世界報道写真展に行ったことがあります(今の奥さんです)。それで、奥さんが気分悪くなっちゃって、それ以来一緒に行っていません。その年は、とりわけキツイ写真が多かったんですよね。

心打たれる1枚の写真を見つけよう

世界報道写真展の私の見方は、「1枚でもいいから、何回も見たくなるような写真を見つける」というものです。毎年1枚くらいは、胸にぐっとくる写真に出会えます。

そういう心打たれる写真を見つけたら、その写真をじっくり見ます。そうすると、何年もその写真は、自分の中に残っていくんですよね。

ちなみに、今年はこの1枚。

色素欠乏症のジジャ

ホームページだけだと伝わりにくいので、ぜひ実際に展示された写真を見ていただきたいんですが、すごく惹きつけられました。

なぜ惹きつけられたのか。うまく感情を言い表すことができません。

あえて目を写さない表現方法なのか、少女の口元に浮かぶ表情なのか。今見ても、ぐっときます。

あと、遠くからこの写真を見ると、壁と同化するくらい白いんですよ。少し悲しいけれど、不謹慎ながら魅力的でもある、不思議な写真です。

こんな風に、毎年いろいろな写真に出会えるのが、世界報道写真展の魅力だと思います。

今年だと、あとは、ベトナムの写真のカップルの佇まいや表情だったり、シリアの写真で描かれた荒廃したアレッポだったり、いくつか心打たれる写真がありました。

シリアは好きな国で、何回か旅行していただけに、「こんなことに・・・」とあらためてショックを受けました。特に、旧市街地が、ボロボロになっていていくのは、歴史的に見ても、ダメージですよね。

試しに、一度行ってみませんか?

ということで、魅力的でありながら、心が苦しくなる写真も多い世界報道写真展。

1年間に1度、じっくりと世界の色々な出来事を捉えた写真をご覧になってみてはいかがでしょうか。

私はこれからも毎年行くと思います。

世界報道写真展の情報は、公式サイト、都内の方なら、東京都写真美術館のサイトを御覧ください。

個人的にはすごく大好きな写真展なので、気に入ってくださる方がいらっしゃったら、嬉しいです。

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