【頭がよくなる!】『スマート・シンキング』記憶の質を高め、必要なときにとり出す思考の技術:アート・マークマン

書評ノート

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本書のおもな目的は、より賢く、より実践的な思考を得るためのツールを読者に授けることだ。私がこのツールを最初にとり入れたのは、従業員のパフォーマンス向上を願う企業の重役たちに講義を行ったときだった。従業員に本書で述べる訓練をさせることにより、私が「スマートな文化」と呼んでいるものを部下に身につけさせることが可能となる。
――『自己認識―スマート・シンキングへの第1歩』

読んでいるだけで、なんか賢くなりそうな1冊!

よい習慣を身につける

賢い人になるには、スマートな習慣を身につける必要がる。そのためにはどうすればいいのか。それが書かれているのが本書です。

本の構成がすっきりしているせいなのか、非常に頭に入りやすい内容でした。それこそ、まさに「スマート・シンキング」に基づいて書かれているからでしょう。

各章の始めの要約と、終わりの要約。読んでいて頭に残りやすいんですよね。

本の構成だけ見ても、面白いな、と思える1冊でした。

原題は「Smart Thinking : Three essential keys tosolve problems, innovate and things done」。邦題とは、ちょっとニュアンスが違うかもしれません。

▼目次・要約や著者情報は、楽天のページをご覧ください。
スマート・シンキング

スマート・シンキングとは?

そもそも、本書で語られるスマート・シンキングとはなんでしょうか。

スマート・シンキングには、質の高い知識を習得すること、そしてその知識を応用して目標を達成するための賢い習慣を身につけることが必要である。(p30)

習慣について書かれています。

スマートな習慣を身につける

習慣化する、というプロセスを身につけるのが大切なんですね。

スマート習慣は、「望ましい」行動を「自動的に」とらせてくれる。自動的な行動とは、意識的にそれをしようと考えなくても行うことのできる行動である。(p50)

スマート習慣にも公式があり、必要な要素は次の2点だそうです。

  1. 行動と環境との間の一貫した「マッピング(対応づけ)」を行う。
  2. 同じ行動を何度も繰り返す。

スマートな習慣を効果的に利用する

  • 習慣的にとる行動は、あなたの貴重な認知能力を消費しない。
  • 意図的に習慣を形成する必要はない。あなたの精神的、肉体的環境と、自分がとりたい行動との間に一貫したマッピングが行われれば、習慣は自然と身につく。

「習慣日記」をつけよう!

興味深かったのが、「習慣日記」をつける、というものです。

習慣を変える行程の第1歩を踏み出すには、まず無意識にしている行動を意識することからはじめよう。

私がすすめるのは、「習慣日記」をつけて自分の習慣を変えるというやり方である。小さなメモ帳を持ち歩こう。習慣になっている行為をしそうになったことに気づいたら(あるいはしてしまったら)日付とそのときの精神状態、自分がどこにいて、何を考えていたかをメモしよう。

週間日記をつけている間は、自分の行動をあまり分析してはいけない。ただ、そのときの状況について感じたことだけを書き留めておく。

毎週、週末になったら日記を見返して、そこに一定の法則性を見出してみよう。(p73)

よい習慣を獲得するために努力を要する場合

  1. 一貫したマッピングを形成するために周囲の環境を整理しておく必要がある場合
  2. 慣を促す行動を十分に繰り返すために訓練期間を設ける必要がある場合
  3. すでに身についた習慣を変えなければならないときに、そのことに意識的な努力を払う必要がある場合

習慣を変えるために大事なこと

  1. 古い習慣をやめる方法を見つけること
  2. 悪い習慣をよいものにとり替えること

グループでスマート・シンキングを促す

  1. 思考に関する深い学びを促そう
  2. スマート習慣がはぐくまれる環境を作る
  3. アイデアを受け入れる
  4. 説明は明快に、何度でも行なう
  5. 望ましい困難を演出する
  6. 「3の法則」を利用する
  7. 言葉の意味を話し合う
  8. アナロジー思考のために分類する力を磨く
  9. マルチタスキングをやめよう
  10. スマート・シンキングを促そう

書評のまとめ・感想

事例や解説が豊富で、実際に取り組みやすい内容です。ですので、少しずつ取り入れていくことで、徐々に色々変わってくるかもしれません。

習慣を変えていくことが、人生を変えていく、というのは、ひとつの答えなのでしょう。

日々の生活をちょっと変えていきたい、賢くなるにはどうすればいいのか、といった悩みを抱えている方には、ぜひ本書をご覧ください。

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