親指シフト途中経過:今感じているメリット・デメリット
親指シフトの練習を開始して、1ヶ月経過しましたので、途中経過を報告したいと思います。といっても、みっちり練習できているとはいえず、躓いている記録です(笑)。メリット・デメリット、それぞれあるなぁというのが、現時点での正直な感想です。
親指シフトは意外にデメリットがあるかも?
親指シフトは、まだまだ実用レベルに到達していません。いっこく堂の時差のあるしゃべり方か、日本語が苦手な外国人に話す日本語程度のスピードです。
50音をタイピングしたときの、親指シフト開始時と現時点のスピードは、以下の通りです。
- ローマ字:25秒
- 親指シフト(開始時):6分30秒
- 親指シフト(現時点):50秒
とりあえず、ローマ字の半分まできました。どの程度なのかというと、「キーの一覧表を見ずに、ゆっくりとタイピングできる」レベルです。
ものすごくゆっくりとタイピングができるようになりましたので、やろうと思えば、なんとか親指シフトで文章が書ける状態です。
キーの配置を覚えたことで、随分、精神的な負担が減りました。つっかえつっかえ、間違えながらのタイピングで、もどかしいかぎりですけど。
親指シフトの良さそうなところ
あらためて、一音、一音噛みしめるようにタイピングするのは、いいものですね。
「意外に『て』を使うんだなぁ」とか、50音を楽しんでいる自分がいます。
タイピングの感覚が、たしかに速い
ものすごいゆっくりなタイピングですが、打ち慣れた単語も徐々に増えてきています。たとえば、自分の名前ですね。
「親指シフトって、本当にタイピングスピートが上がるのか」と不安になりますが、たしかに慣れた単語は、親指シフトの方が速いんですよね。
あと、タイピングで打っている感覚よりも、文章のスピードが速いです。ゆっくりゆっくりのタイピングでも、思った以上に、遅くないというか。
親指シフトを使いこなせるようになれば、かなり速いタイピングができるようになるんでろうな、という予感があります。
タイピングと文章を書くスピードの感覚が合わず、ぎくしゃくする期間が出てくるのかもしれません。いいこといいこと。
音とタイピングが合う
「あいうえお」と口ずさむのと、「あいうえお」とタイピングするリズムが合うのが、面白いなって感じました。
この感覚、うまく表現できないですね。
- ローマ字:「か」⇒「k」「a」
- 親指シフト:「か」⇒「か」
って感じです。ローマ字の「あいうえお」と、「aiueo」がぴったり合う感覚が、五十音で響き渡る感じです。
親指シフトがマスターできれば、話すようにタイピングができるようになりそうですね。これは気持ちよさそうだ・・・。
メールの文章が短くなった
急いでいるときでなければ、メールは、親指シフトで打っています。余裕があるときだけですが・・・。
親指シフトでメールを打つのと、かなりイライラします。
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛~~~~~~!!!!!」
ってなります(笑)。
おかげで、メールで余計なことを書かず、短いメールが書けるようになったんですよね。
失言・暴言が減りました。
いつもメールが長くなりがちなので・・・。
英文メールになると途端にシンプルになるのと、似た効用が得られます!
地味に、いいんですよね、これが。
「親指シフトをマスターすると、逆に死ぬほど長いメールになる可能性がある」という諸刃の刃を抱えていますが・・・。
「ブログか!」と自分でツッコんでしまいたくなるメールを撲滅できるの日が来るのでしょうか。
来るわけがない。
親指シフトで不便そうなところ
親指シフトをマスターしていく段階で、ちょっと不便そうだと感じた点をいくつか。
ただし、親指シフトをきちんとマスターすれば、克服されそうな話題も含んでいます。
英文メールとの整合性
最近は、メールの1/3くらいが、英語でのやりとりです。親指シフトは、完全に日本語仕様です。
A~Zと50音が合わない、とでもいいましょうか。たとえば、「か~こ」。
- ローマ字:ka、ki、ku、ke、ko
- 親指シフト:か、き、く、け、こ
親指シフトだと、「k」を意識することがありません。ローマ字では、気にしていなかった問題が出てきました。
「n」は「na」を意識しての「n」って感じだったんですよね。
んーーーっっ、伝えにくい!
私の文章力の限界と、タイピングのイライラが限界を突破し始めています。
とりあえず、英文は英文でタイピングできるので、そこまで問題にはなっていませんが、若干のやりにくさが生じています。
慣れの問題だとは思います。
F10変換が使えない!!!!!
もっと深刻な問題は、「F10」です。英語交じりの文章やEXCELで文章や関数を書いているときに、いろいろとやりにくいです。
みなさんは、「F10」の機能って使っていますか?
英文を打ちたいのに、「半角/全角」ボタンを押し忘れて、全角のまま文章を打つことってありませんか?そんなとき、「F10」を押せば、半角英数字に変換されます。
- 「しゃちく」⇒F10押す⇒「syatiku」
- 「12345」⇒F10押す⇒「12345」
みたいな感じですね。さらに、EXCELを例にして、考えてみましょう。みなさんもよく使うsumif関数。
- ローマ字入力:「すみf」⇒「sumif」
と変換できたんですが、
- 親指シフト:「しちそくけ」⇒「sitisokuke」
となっていしまいます!sumifって押しているのに!
EXCEL依存症の私には、非常に使いにくいんです、これが。
そもそも、汚いタイピングをしている私が悪いんですが、親指シフトで一番やりにくさを感じる場面です。
「英文メール」と「EXCEL」という、実に社畜的な理由で、親指シフトのつっかかりを感じています。
親指シフトの練習で注意していること
最後に、現在、親指シフトを練習する上で、気をつけていることをご紹介します。
スピードではなく、正確性を
たとえ、ゆっくりになったとしても、なるべく間違えずタイピングするように心がけています。
間違えながらでも、速くタイピングするようにしたほうが、現時点でも、文章は速く書けると思います。
ですが、長い目で見れば、今のタイミングでは、焦らずに、キーの運指をきちんとこなすことの方が重要だと考えています。
急がば回れ、ですね。
予測変換を使わない
普段は、Google日本語入力で、予測変換を使いながら、文章を書いています。
親指シフトの練習では、もってのほかですね!
予測変換を使わない分、現時点では、余計に時間がかかります。これは仕方ないですね。親指シフトをマスターしたら、親指シフト+Google日本語入力を解禁にしたいと思います。
ちなみに、「Google」も、いつものようにタイピングすると、親指シフトでは「Gtutuseita」になってしまいます。不便だー。タスケテー。
ローマ字入力では、Shift+文字で、英語に変換してくれたんですよね。これができないのが、かなり不便ですね、やっぱり。
ローマ字入力だと、Shift+Gを押せば、「Gおおぇ」とならず「Google」になってくれるんですよね。
「Shift」も「Shakukesa」になってしまう!
と、英文字については、無限ループが続くわけです。
さて、この記事にかかった時間は?
ここまでの文章で、約2700~2800字。
ローマ字入力だったら、感覚的には1時間くらいで書き終わるボリュームです。中身もない内容ですし。
さて、いったい、どのくらい時間がかかったのでしょうか・・・。これが、一番リアルな様子が伝わるのではないか、と思います。
2時間18分!!
倍です。倍。
もう、指がイライラして仕方ないです。親指シフトをマスターした暁には、きっと、5分くらいで書き上がることでしょう。
絶対無理。
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