【成功本】『お金のIQ お金のEQ』本田健

書評ノート

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「稼ぎすぎ、貯めすぎ、使いすぎ、心配しすぐには注意しましょう。このお金は、自分と周りの人のために楽しく使わないと、あなたの健康に害を及ぼす可能性があります」
――『あとがき』

お金との付き合い方を一度考えてみませんか?お金があっても、なくても参考になる1冊です。

人生に大切な「お金のIQ お金のEQ」

「お金持ちなのに、不幸な人がいるのはなぜか」

本田さんは「お金のEQ」が低いからだと考えています。

では、「お金のEQ」を高めるにはどうしたらいいのか。その答えが本書に書かれています。

以前、「幸せな小金持ちへの8つのステップ」についての書評を書きました。その本の中で登場する概念が「お金のIQ お金のEQ」。

その「お金のIQ お金のEQ」に特化したのが、本書です。読みやすいのに、内容は盛りだくさんで示唆に富んでいます。

▼目次・要約や著者情報は、楽天のページをご覧ください。
お金のIQお金のEQ

「145年カレンダー」

本田さんは、お金のカウンセリングをするときに、145年分のカレンダー。カレンダーをみて感じてほしいことは、2つあるそうです。

  1. 過去があなたに、多大な影響を及ぼしていることを再認識すること
    「あなたが何も考えなければ、あなたの人生はいままでの流れのまま動いていきます」
  2. いまからの未来に関しては、すべてあなた自らがつくっていくことができる
    「まず、今日、この本を読んでいる日付に赤いマークを入れてください。この日以降、未来の人生に関しては、あなた自身に100%選択権があります」

どんな人にも、人生に影響を与えた「お金のドラマ」はあります。そのドラマを思い出す作業と、そのことを再体験して、自分がお金や人生に関して決めたことを見つけると意外なことがわかります。あなたが小さいころの両親の経済状態や精神状態は、深いところではいまでも影響しています。(p76)

早速、「145年カレンダー」を眺めて、実践してみたいですね。

お金のIQ、お金のEQとは

まずは、お金のIQ、お金のEQとは何かを整理しておきましょう。

  • 【お金のIQ】実務面の知識や知恵
    お金の知識をどれだけ持っているか
  • 【お金のEQ】お金に関する感性
    お金との関係が、どれだけ感情的に健康か

お金のIQ、お金のEQによる人の4つのタイプがあります。

  • IQ低・EQ低:ケチな貧乏人タイプ
  • IQ高・EQ低:お金に厳しい社長タイプ
  • IQ低・EQ高:長屋のお母さんタイプ
  • IQ高・EQ高:幸せな金持ちタイプ

私は、どのタイプなんだろう。

「お金のIQは、効率よくお金を稼いだり、手元にやってきたお金を上手に守るための知恵にすぎない。しかし、どんなにたくさんのお金を手にしても、そのお金を使って人生を豊かにすることができなければ、そのお金には何の意味があるというのだろう。だから、お金のIQを高めるのは、お金のEQを高めたあとで十分だ」(p115)

私のお金のIQは低いと思います。でも、まずはお金のEQを高めることから、努力した方がいいってことですね。なるほど。

「お金のIQ四原則」

  1. たくさん稼ぐこと
  2. 「生き金」を使うこと
  3. 守ること
  4. ふやすこと

お金のIQ四原則:1.たくさん稼ぐこと

日本人の多くは、もっと稼ごうと思ったら、たいてい二つのことしか思いつきません。それは、「一生懸命がんばる」ことと、「資格を取ること」です。どうして、みんなこの二つしか思いつかないのか不思議です。(p131)

「稼ぐ」という考え方が、根本的に違うんでしょうね。

ずっと働き続けても豊かになれない最大の原因は、「一人だけでやっている」ことです。(p131)

複数の会社を所有する(ビジネスオーナー)か、複数のタイプの収益源を持つ(投資家)が、お金持ちになるタイプのようです。

「一人分の働き」=「一人分の収入」の状態では、お金持ちにはなりません。

私が小さいころ父に教えてもらったのは、「人生を生きるルールが、属する場所で違う」ということでした。(p132)

あなたがやらなければならないのは、どこの場所で勝負したいのか決めることです。(p134)

勝負する場所と自分の強みを見つけることは、キャリア・仕事についても同じですよね。

お金のIQ四原則:2.「生き金」を使うこと

「金持ちは自分を豊かにしてくれる物を買い、貧乏人は豊かな気分にしてくれる物を買う」(p136)

たとえば、彼らはブランド品などにはあまり興味がないようです。「あれは貧乏人が金持ちになった気分を味わうためのものだ」と言うのです。(p136)

ブランド品についてのお金持ちのコメントが、おもしろかったです。

金持ちになっていく人は、物事の本質を見抜きます。誰でも買っているというような、社会的な「ノリ」にだまされないことです。(p137)

「みんなが言っているから・・・」「みんなが持っているから・・・」っていうのは、完全に思考停止状態だと私は思っています。

奥さんが、そんな発想で話をすることがあるので、たまに揉めます(笑)。

お金のIQ四原則:3.守ること

お金を守ることに関していうと、90%以上がメンタルな問題だと私は考えています。それも、その多くが人間関係の問題です。

お金を守ることが、メンタル、人間関係の問題っていうのは、なんかわかる気がします。

賢い人間は、他人の失敗から学ぶ。普通の人間は、自分で失敗して初めて学ぶ。愚かな人間は、同じ失敗を繰り返して、自分の不運を呪う」(p143)

お金のIQ四原則:4.ふやすこと

ビジネスで成功しているタイプほど、投資で失敗している。(p155)

ビジネスオーナーと投資家は、儲け方のルールが違うから、自分の得意なルールでやろうとすると失敗するようです。

資産が少いうちは、株式投資よりも、先に「自分に投資すること」だと考えています。同時に、「自分の人脈に投資したり、ビジネスに投資している」ものです。

あと、ふやすことについてのポイントは以下のとおりです。

  1. 時代の流れを的確に読むこと
  2. リスクを計算しておくこと
  3. 最悪の可能性にも準備しておくこと
  4. お金の流れを読むこと
  5. ビジネス・投資のスキルに磨きをかかえること

「お金のEQ四原則」

  1. 受け取ること
  2. 感謝して、心から味わうこと
  3. 信頼すること
  4. 分かち合うこと

お金のEQ四原則:1.受け取ること

豊かさへの最初のステップは、「自分がどれだけのものを受け取っているかを理解すること」です。「自分が不幸で貧乏だ」と考える人は、本当にそうなのかを検証してみる必要がある。(p188)

「もっと、もっと」「足りない、足りない」という考え方では、いつまで経ってもお金に執着し続けちゃいますもんね。

お金のEQ四原則:2.感謝して、心から味わうこと

成功哲学の本には「人を喜ばせよう」とよく書いてありますが、私はその上のレベルがあると思っています。

それは「どんなことにも簡単に喜べる人になる」ということです。(p195)

簡単なようで難しい話ですねぇ。

この世の中には、「感謝するものはふえていく」という法則があると、私は思います。(p196)

ギブ&ギブが、結局は自分に帰ってくる、という話です。

お金のEQ四原則:3.信頼すること

お金のEQの四原則で、いちばんむずかしいのが、三番目の「信頼すること」です。(p200)

「自分の好きなことをやったって、何になるんだろう?」とか、「いますぐにお金にはなりそうにないな」という疑いがかならずやってきます。そのときに、自分に将来の幸せと豊かさを信頼できるかどうかです。(p201)

たしかに「信頼すること」って難しいですね。全然信頼できていない気がします。時間がかかりそうな項目です。

お金のEQ四原則:4.分かち合うこと

「自分の収入の一部を誰かと分かち合うという行為は、自分には必要とする以上の富が流れてきているという確認作業だ」

「それが、潜在意識にインプットされるから、もっとすごい豊かさを引きつけられるようになるんだよ。そして、豊かさの流れを完結するために、はいってきたお金を元に戻してあげるわけだ」(p206)

豊かさの大きな流れにいあると、どこからが自分のもので、どこからが他人のものという感覚がなくなるからです。「自分の好きなときに好きなことをやり、困っている人がいれば、助けてあげる、そんなシンプルなことだよ」と語ってくれました。(p209)

達観の境地ですねぇ。

お金のIQ、お金のEQを日常的に高める5つの方法

  1. 自分の人生に流れるお金を意識して、正確に把握する
  2. 自分の人生に流れるお金に対する感情を、正確に把握する
  3. お金のIQ、お金のEQをいっしょに高める友人を持ち、メンターに教えを請う
  4. 日常のシンクロニシティに敏感になり、チャンスをつかむ
  5. お金を忘れて、自分の好きなことに集中する

本書のまとめ・感想

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幸せな小金持ちへの8つのステップ」の派生本のような本書でしたが、お金との付き合い方について、本田さんの考え方がじっくりと語られています。

本書のポイントは、まずは「お金のEQ」を高めよう、ということでしょう。

これは、お金持ちとは縁遠い私でも、今からできることです。

むしろ、今の私だからこそ、「お金のEQ」を高める必要があるかもしれませんね。

幸せな小金持ちへの8つのステップ」のなかでも、「お金持ちのIQ お金持ちのEQ」について書かれています。ふたつとも読むのがオススメです。

一度、お金について学んでみるのもいいですね。いろいろと新鮮で、勉強になりました。

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