第3回『英語で読む村上春樹』の放送レビュー ~外来語の使い方について~

NHK英語講座

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今週もばっちり放送を聴きましたので、気になる解説などをご紹介していきたいと思います。英訳・原文対比の解説は、今月は、第3週でおしまいですね。

今回も、また細かいニュアンスについての解説等、勉強になる内容が多かったです!

NHK ラジオ 英語で読む村上春樹 2013年 04月号 [雑誌]

では、いってみましょー。

毎回期待を裏切らない放送です!

第3回放送も、やっぱり面白かったです。テキストに載っていない解説が多いので、放送を聴くのが楽しくなりますね。

第3回放送で面白かった解説:主語の使い方や外来語について

今回も、実際の放送内容で、面白かった解説をピックアップしてみました。

( )の使い方

  • 文学作品で()はあまり使わない
  • 英訳でも、自然な使い方になっている
  • 村上春樹の文章では、効果的に使われている
  • 文章の流れを邪魔していない。

「すらすらと」

  • 「すらすらと正確に」=「a full and accurate」
  • 英語には訳せない。対応する言葉がない
  • オノマトペ(onomatopee):擬音語
  • 意味合い的に近いのは、「smooth」「fluent」
  • でも不自然なので、「a full and~」が一番いい訳
  • 英語には、オノマトペがあまりない
  • 「pitter‐patter」という表現がある。小雨を表す。屋根にあたる音が由来。日本語でいうと「ぴちゃぴちゃ」が近いかも

主語の問題

  • 日本語だと主語がない文章でも、英語では主語が必要
  • 「町の言いぶん」の「町」は、町長の「mayor」になっている
  • 「高層マンション群ができれば」=「if the town permitted ~」と、町が主語になっている

「symbol」の使い方

  • 「象が町のシンボルとなる」という言い方は、アメリカでは不思議な感じがする
  • マスコット(mascot)の方が自然
  • 外来語のニュアンスは、なかなか英訳できない。
  • シンボルという言葉を逆翻訳した感じがする

「merit」の使い方

  • 「メリット」を「merit」 と英訳
  • でも、advantageが自然
  • 英語⇒日本語(外来語)⇒英語、というプロセスになっている。和製英語化して、元の意味・使い方からずれてきている。
  • その和製英語が逆に英語に戻ってきている。

気になる二人の会話 ~ゆるキャラ~

いや、別にシリーズ化するつもりもなかったんですが、放送聴いてて、面白かった会話を取り上げてみます。

今回は、先ほどピックアップした「シンボルとマスコット」についての会話です。

<シンボルの使い方ついて>

沼「日本では最近、ご当地キャラとか、いろいろありまして。ゆるキャラですね。ああいうのをを見て、どう思いますか?」

マ「かわいいですね。あのー、そうですね、どこにいってもありますね」

沼「あれは、アメリカにはあんまりないですか?」

マ「そーですね。結構めずらしいと思います。見たことないかもしれないですけどー」

(中略)

沼「そういうときにも、もちろん、マスコットっていう言葉も使いますけど、『このキャラクターはうちの町のシンボルです』とか、日本語ではごく普通にいって、あんまりおかしくないと思います」

第4回の「ハルキをめぐる読みの冒険」が楽しみ!

第1週~第3週までは、英訳と日本語の原文を比較する講座です。

第4週は、「ハルキをめぐる読みの冒険」というコーナー。来週です!ゲストを呼んで、村上春樹の作品について語るらしいです。

ゲストは誰なのか、どんな放送内容になるのか、楽しみですね!

かなり待ち遠しいです。

今週は、5月号のテキストを買ったので、せっせと読みたいと思います!

放送を聴き逃した方は、ストリーミング放送で録音した音源が聴けますので、チェックしてみましょう!

NHK語学番組|英語で読む村上春樹

では、第3回もおつかれさまでしたー。

『英語で読む村上春樹』の記事一覧は、こちらからどうぞ!
 ⇒ 過去記事一覧・まとめ

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  • 名前:いろはに(@irohani_123

    30代のサラリーマンです。のんびりとした日々を送っています。書評、英語、気になったニュース等をアップしていきます!

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