[日想] バリウムを飲むと必ず加藤茶を思い出す。幼少期の刷り込みは、意外と大切かもしれない。

日想

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健康診断でバリウムを手に持った瞬間に、脳裏に加藤茶と志村けんが出てきます。毎回必ず。無意識的な思考のスイッチは、日常気づかないだけで、至るところにあるんだろうな、とふと思いました。

だっふんだ。

子どもの頃の経験は、大切なんだね。

一定の年代以上にしか伝わらない話だと思うんですよね、これ。きっと私と同じような現象に陥っている人がいるに違いない。

カトちゃんケンちゃんごきげんテレビだったのか、ドリフだったのか。

「ゲップしないでくださいねー」って言われるだけで、加藤茶がバリウム吐いている映像が自動的に頭に浮かんでしまうっていう。

あなたのスイッチはなんですか?

子どもの頃の記憶って、年々薄れていくものですが、一方で、本当に些細なことを覚えていたりしますよね。

バリウムの件でもそうですが、何をキーにして、突然記憶が蘇ることがあります。健康診断のような定期的なものであれば、定期的に。結構不思議ですよね。

「夏だなー」って思うと、ふと「おれはかまきり」の詩が浮かんできたり。

かまきりりゅうじの「おれはかまりき」ってご存知ですか?「おう なつだぜ」「おれは げんきだぜ」で始まる詩で、小学校の国語の教科書に載っていました。

暗記を馬鹿にしてはいけない

そう思うと、小中学校くらいに、意味もわからず暗記してきたことが、意外に自分の中に残っているんだな、と思います。

自分は気づかずに、自分に影響を与えているのではないでしょうか。

中学校の頃、古典の序文を暗記する、ということやっていました。「春はあけぼの」とか「ゆく河の流れは絶えずして」とか「月日は百代の過客にして」とかですね。百人一首も一生懸命覚えたり。

結局、中学校の頃から大学院を出るまで理系よりの人生だったわけですが、ずっと古文は好きだったんですよね。今でも、一生懸命、源氏物語を読むくらいです。

古文が好きな要因は色々あったわけですが、中学時代に意味もなく暗記させられていたことが、少しは影響しているんだろうな、と今になって思います。

幼少期は、そういう積み重ねだと考えると、環境が人の人生に影響を与える要素って意外に多いんでしょうね。

感性を育むとか、そういう素敵な話ではなくて、加藤茶がバリウムを吐いているような記憶も、私の一つの欠片であるわけで。

幼少期のひとつのひとつの積み重ねが、自分を形作っていくと考えると、子どもの頃の過ごし方って、結構大切なんだろうなぁと、バリウムを飲みながら思っていました。

習慣の力と、自己効力感

最近、「習慣の力」という本を読んでいたのですが、人間の行動は、ほとんどが習慣によって構成されている、と書いてありました。

スイッチ⇒ルーチン⇒報酬、というのがひとつの習慣のループです。

思考もそういう習慣があるんだと思うんですよね。バリウム⇒加藤茶⇒報酬はなんだろ?ま、おいといて。

セルフ・エフィカシー、自己効力感っていうのがありますよね。「こうすればうまくいく。自分ならできる」みたいな感覚のことです。

子どもの頃に、自己効力感が高まる経験をしていると、大人になってから、大きく違ってくるかもしれませんよね。

何かのスイッチで、「あのときはできた」という思い出が無意識に脳裏に浮かんで、物事を成し遂げていく。ということを繰り返して積み重ねていけば、自分に自身を持った人間になれそうな気がします。

加藤茶が出てくる私とは大違いです。

教育は、そういう意味では非常に大切なものでしょうね。幼少期の刷り込みとたくさんの無意識の形成。

自分が気づかないだけで、自分の意志とは関係なく、色々な影響を受けちゃっているんでしょうね。

日本人の行動様式や思考が、外国から見たら奇異に見えたとしても、本人たちにはわからないこともあります。

逆もそうですよね。外国人のある部分を見て感じる違和感も、同じことです。本人の意志とは関係ないのかもしれません。たとえば、どこかの国が好きとか、嫌いとかも。

加藤茶からここまで話を広げっぱなしにして、今日はこの辺で。

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