[決定版] 『入門ビジネス英語』実践勉強法:効果的な10のステップ
ビジネス英語の基礎の練習にピッタリなのが、NHKラジオ講座の「入門ビジネス英語」の講座です。実際にやっている勉強法をご紹介したいと思います。
試行錯誤の末の「入門ビジネス英語」勉強法
「入門ビジネス英語」の勉強法は、色々試行錯誤をしました。無駄がなく、負担がかかりすぎず、ちゃんと身に付けられる方法。
正解はないと思いますが、今は以下のような勉強法に落ち着いています。
もうちょっと負荷をかけてもいいかもしれませんが、手軽に継続するには、ちょうどいい練習方法です。
前回の「NHKラジオ「入門ビジネス英語」がオススメな5つの理由」もぜひご覧ください。
目次~10のステップ~
以下のような流れを基本セットにして、「入門ビジネス英語」を勉強しています。1~6が今週分、7~9が復習です。
- まずは番組をひと通り聴く×1~2回
- ダイアログだけの音声ファイルを作成
- ダイアログを繰り返し集中して聴く×10回~20回
- テキストを確認。単語チェック
- 音読×10回~
- シャドーイング×2~5回
- 数回分のダイアログを日常的に繰り返し聴く
- 復習は、基本的にシャドーイング
- 日⇒英にも挑戦
- 定期的に昔の音声を聴く&シャドーイング
【1】まずは番組をひと通り聴く×1~2回
「NHK入門ビジネス英語」は、できればリアルタイムで聴いています。ですが、勉強の主軸は、NHK語学番組のホームページにあるストリーミング放送です。
最初は、テキストを使いません。音声のみを聴きます。
1回か2回聴けば、英語で話している内容が大体わかるので、まずはそれでOKです。
【2】ダイアログだけの音声ファイルを作成
次に、音声を録音したりして、ダイアログ部分だけのmp3ファイルを作成します。
1回の放送で、1ファイル。4ダイアログ分です。約1分のファイルができあがります。
「入門ビジネス英語」は、週2回。毎週、1分×2ファイルを作成します。このファイルが勉強の核です。
mp3の切り抜きは、波形を見ながら編集できる「Audacity」を使っています。
【3】ダイアログを繰り返し集中して聴く×10回~20回
1分×2ファイルの音声を、ひたすら聴きます。最初は何かしながら聴いて、徐々に慣れてきたら、集中して内容を聴きます。
この段階で、英語の意味を把握し、発音を一字一句聴きとるようにします。
「何がわからないのか」をチェックするのがポイントです。
【4】テキストを確認。単語チェック
ここでようやく、「入門ビジネス英語」のテキストを開きます。
ダイアログを聴いて、内容がわからなかった英文を確認。マーカーやペンで線を引いておきます。単語や言い回しもチェック。
「わからない」の種類によって、以下のようにペンを使い分けています。
- 単語がわからない(黄色の蛍光ペン)
- 言い回しがわからない(青ペン)
- 発音がわからない(赤ペン)
ペンの使い分けは、どの英語勉強でも、一貫して同じ方法で行なっています。
【5】音読×10回~
テキストと音声を確認したら、テキストを見ながら、音読を繰り返します。音声と一緒に発音する「リピーティング」をすることもあります。
ちゃんと聴き取れるようになって、スムーズに英語が出てくるようになるまで音読。回数を決めずに、気の済むまでやります。
【6】シャドーイング×2~5回
次に、テキストを見ながら、数回シャドーイング。テキストを見ないで数回シャドーイング。
音読と同様、回数を決めずに、うまくできるまで繰り返します。すぐにできたら、2回くらいで終わることもあります。
※音読の仕方は、「英語上達完全マップ」が参考になると思います。
※ダイアログをコピーして、単語カード集を作成
大きめの単語カードに、ダイアログのコピーを貼るか、手書きで、「入門ビジネス英語」の単語カードを作成します。
単語カードと音声ファイルがあれば、いつでもどこでも、一気にまとめて復習できる環境ができます。
最近は、単語カード作成をさぼり気味ですが・・・。
翌週以降の復習方法
勉強で大切なのは、復習と繰り返しです。音声ファイルを中心に復習をしていきます。
【7】数回分のダイアログを日常的に繰り返し聴く
先週分~先々週分までを重点的に、聴きます。一度、こなした英文なので、「ながら」聴きで十分だと思います。通勤、買い物、家事のなどの時間を活用しましょう。
重要なのは、何回も聴くこと。
【8】復習は、基本的にシャドーイング
ただし、「ながら」聴きだと、そのまま抜けていってしまうので、聴きながら、シャドーイングをします。「ながら」シャドーイングです。
人がいるところでは、声に出さず、口を少しゴモゴモさせる程度でシャドーイングをします。
できれば、自宅で声を出すようにしてます。
【9】日⇒英にも挑戦
テキストを開いて、日本語訳から、英文が出てくるか、練習します。何気にこれが、一番有効的な気がします。
わからなかったら、英語を見て答え合わせ。「なるほど」と思うことが、いい復習になっています。
【10】定期的に昔の音声も聴く&シャドーイング
慣れれば、1ヶ月分、2ヶ月分、一気にシャドーイングができるようになります。
たとえば、1ヶ月を1セットとして、定期的にまとめて聴いて、シャドーイングで復習。定着化を図ります。
さらに時間があれば、本放送全体(15分)を聴き直すこともあります。スーパーで買い物しているときに、よく聴いています。
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