【無駄な努力をするな】『できる人は満員電車に乗らない』松尾昭仁

書評ノート

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勇気を持って人と違う行動をとること。相手の立場にたって人が喜ぶことを積極的にすること。その結果、自分ができる人に成長するのです。本のタイトルにあるように、できる人は満員電車には乗りません。
――『だから、できる人は満員電車には乗らない』

タイトルのイメージと、実際の内容はちょっと違いますが、なかなか面白い内容でした!

あなたは、「間違った努力」をしていませんか?

著者の松尾さんは、『「その他大勢」から一瞬で抜け出す技術』で有名な方ですね。たくさんの著書があります。

最初にオチだけ書いちゃうと、「満員電車には乗らない」についての答えを。

朝早く起きてガラガラの電車にゆうゆうと乗ることは、自分のためだけでなく、「私がその満員電車に乗らなければ一人分のスペースが空き、ほんのすこしだけれども他人が助かるかもしれない」という考え方の表れなのです。みんあが譲り合い、満員電車の時間を避けて通勤すれば、そもそも、そのような状態にはならないのです。(p149)

なんか、思っていたの違う展開だったわけですが、本書の内容は、結構面白かったです。

アマゾンの目次が充実しているので、それだけ読めば、内容が大体わかるっていうのが、いいですね。振り返るのが楽です。

▼本の目次や要約は、アマゾンのページをご覧ください。
できる人は満員電車に乗らない

あなたは十分、努力してます

みんな努力はしているんだけど、方向性が間違っているよ、っていうのが、本書で伝えたいひとつのポイントです。

もう新しい資格試験なんかにチャレンジしないで、いっそ「話し方教室」や「心理学」を学んだほうが数倍、費用対効果が高いのでは。(p6)

ポイントを絞り、集中して読み込み、学んだことをすぐに自分で実践していくことが重要なのです。(p7)

少し視点をずらし努力のベクトルを変えれば、誰でも、今からでも「幸せなできる人」の仲間入りができます。(p8)

「間違った努力」っていうやつですね。

相対的に優位なポジションに自分を置く

私も、個人的に意識していることですが、「相対的に自分が強い」ポジションの仕事をすること。

自分自身にとっても、組織にとっても大切なのかな、って思っています。自分の強みが一番活きるのかな、と。

相手が求めていることを察して先に行動することが大事なのです。(p33)

「自ら少数派にエントリーする」(p39)

パソコンが得意だからといってインターネット企業に就職するのも危険です。そこにはさらに上のライバルがいて、あなたは目立たない存在に埋もれてしまうかもしれません。
それよりも、地方の小売企業などに就職すえrば、将来IT事業部著になれる可能性があるのです。
「つまり、自分の価値を上げるためには、高い所で闘わず、低い所で一位になりなさい」ということです。(p40)

自分を俯瞰して客観的に眺め、評価されそうな少数派の場所に身を置く。

「自分を変えたい、少しでも成長したい、成功したい」というのなら、皆と反対方向を向く勇気を持ってください。(p42)

みなさんの仕事は、いかがでしょうか?

幸せなできる人の人間関係のルール

人間関係は、どのビジネス書でも「GIVE & GIVE」と書かれていますね。実践するのがなかなか難しいわけですが・・・。

  1. 見返りを求めず、まずGIVEせよ
  2. 自分だけ得しようとしない
  3. 初めて会う相手の予習をする
  4. 環境や人脈を変える勇気を持つ
  5. 威張らない。強がらない
  6. 嫌われる勇気を持つ
  7. 社交辞令や虚礼をしない
  8. 同情は買わない

1と2で『信用貯金』を貯める。

水を惜しげなく周囲と分かち合おうとする人には、なくなった分、また新しい水が、どこからか入ってくるものなのです。(p62)

お金の使い方のコツ8箇条

お金の使い方や付き合い方も、結構むずかしいですが、意識したいところです。

  1. お金は人の財布から移動してきたことを意識する
  2. 時間を買うという発想を持つ
  3. 行き過ぎた節約はしない
  4. 奢られることは怖いことだと知る
  5. いまあるお金を抱え込まない
  6. プロに支払うお金を惜しまない
  7. 小さく騙されることから大いに学ぶ
  8. 仕事の移動にグリーン車を使ってみる

きちんと「投資」するようにお金の使い方を意識することが、大切ってことですね。

華僑の人たちは毎回違うタクシー乗務員にはチップを払わないけど、いつも同じ人が来てくれるハイヤーの運転手さんには、自分の安全を託しているのでチップをはずむというのです
また、自分に関わる人に奢り気前よく振る舞うけれど、よくわからない慈善団体などには決して寄付はしないともありました。(p122)

できる人の時間の使い方7箇条

時間もお金も、根底に流れている考え方は似ていますね。

  1. 予約というほんのひと手間を惜しまない
  2. まずはスタート。走りながら足りないものを埋めていく
  3. 自分で仕事を抱え込まない。人に任せる
  4. 悪天候の時にこそ10分前に到着
  5. FTTPを使い、時間を短縮する
  6. 労働時間が長いことを自慢しない
  7. 始める前に先に何かをやめる

FTTPというのは、「複合的に・徹底的に・パクル」だそうです。そもそも、TTPをパクっているキーワードっていうのが、地味にアレな感じです。

異業種から知恵や型(神髄)をマネて複合させれば、「自分のオリジナル(風)」が完成するというわけです。
ここで肝心なのは、同業者ではなく「異業種からいただく」ことと、「パターンよりも型(神髄)をマネる」ことです。(p140)

書評のまとめ・乾燥

最近、この手のビジネス書って、手に取らないようになりました。

なぜ、本書を手に取ったのかというと、私が、偶然、通勤ラッシュとは無縁の生活を最近しているからです。期間限定ですけどね。

ホントただそれだけだったんですが、面白い内容でした。地に足ついたアドバイスが多かったかな、と。

どこかで見たような内容が多いのは、この手の本では、仕方がないことです。コンパクトにまとまっていていいと思います。

満員電車に乗らない理由が、グリーン車に乗る理由と似ているのかな、と予想していたのですが、いい意味で裏切ってくれる理由でしたね。

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