岡田斗司夫の名著『ぼくたちの洗脳社会』が無料で読める!

書評ノート

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農業時代の人々は、狩猟時代を振り返って、「いつ飢え死にするかも分からない、野蛮な世界」と語りました。
産業時代の私たちは農業時代を振り返って、「身分制度に縛られ、貧乏生活を強いられた暗黒の中世」と恐れました。
来るべき未来の人々は、私たちの時代を振り返って、「考え方や人間関係の自由がない、画一世界」と語るでしょう。――『新世界への勇気』

岡田斗司夫さんの名著が、なんとWeb上で無料で読むことができます。ぜひ、読んでみてください。

1995年に予見したパラダイムシフト

大学1年生のときに、「ぼくたちの洗脳社会」を読んだのですが、そのときのインパクトが大きくて、今でも当時のことをよく覚えています。

久しぶりに読んでみると、1995年の本だとは思えない内容です。

いま読むと「当たり前」のことが書いてある、と感じる人が多いと思います。そこで「つまらない」と評価を下すのは、簡単です。

ですが、1995年に書かれたことを忘れずに、読んでみてください。なかなか面白いと思います。

ちなみに、1995年は、Windows95が発売され、個人がインターネットを利用し始めた年です。日常生活にほとんどインターネットがなかった時代。

こちらのURLで、「ぼくたちの洗脳社会」が無料で読めます。
http://otaking-ex.jp/special/book001_001.html

主に、パラダイムシフトの話です。「ぼくたちの洗脳社会」が面白かったら、アルビン・トフラーの「第三の波」や「パワーシフト」などを読んでみると、面白いかもしれませんね。

内容をちょっとピックアップ

本書を読む前の導入として、少しだけ内容を抜粋してみました。興味を持ったら、ぜひ一度「ぼくたちの洗脳社会」を読んでみてください!

SONYやAppleの最大の資産は、その技術力ではなく、そのイメージなのです。

三十年後の人々が、もっと未来の人々に聞きたいことは何に変わっているでしょうか。おそらく「今どんな文化、どんなキャラが世界で当たっているか?」ということだと思います。

仕事観、働き方の変化は以下のように述べています。

仕事に関しても、安定した会社とか出世できそうとかを中心には考えません。
「こんな仕事に就いてみたい」
「自分の可能性を伸ばしたい」
 といった、自分の気持ちを大切にしたいと考えます。
 価値観の中心が「今の自分の気持ちを大切に」なのです。
 こういった考えが主流になると、今まで考えられなかったような社会変化が起きます。また社会が変化すれば、構成員の変化にもますます加速度がつくでしょう。
 そして、私たち自身の心の中でも、このような感性、価値観は変化しつつあるのです。

「いい会社に入って、どんどん出世して、バリバリ働いて、いずれ社長になって……」というお題目は、もはや信じられない。それどころか、そういう人生が幸福だとはだれも考えられなくなっているのです。

洗脳社会の定義について

 「マルチメディアの発達によって、歴史上初めてすべての人々が被洗脳者から洗脳者になるチャンスを与えられるようになる。それによって自由洗脳競争が始まる。
 人々のニーズをつかみ、最も効率よくそれを生産して販売することによって、多くの富を得られるのが、自由経済競争社会。それに対し、人々の不安や不満をつかみ、最も効率よくそれを解消する方法を提案することによって、多くの尊敬と賞賛を得られるのが、自由洗脳競争社会。得られる利益は経済利潤ではなく、洗脳利潤、つまりイメージである」
 これが「洗脳社会」「自由洗脳競争」の定義です。

岡田斗司夫の本領発揮:関連書籍のご紹介

岡田斗司夫さんは、オタク学でこそ本領発揮していると思いますので、関連書籍を最後にご紹介します。

「アニメオタクって、こんな視点でアニメを見ているのか」と素直に驚いた記憶があります。東大の講義内容を本にしていて、面白いですよ。

ちなみに、「ぼくたちの洗脳社会」をリライトした本が出ているそうです。正直、購入する必要はないと思いますが。

「レコーディングダイエット」で有名な岡田斗司夫さんですが、またこういう濃い本に期待したいところです。

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